2006年7月28日
関係各位
財団法人 日本サッカー協会
2006年競技規則の改正(主審、副審および第4の審判員への追加指示)について
2006年5月19日付け「2006年競技規則の改正」中、「2.主審、副審および第4の審判員への追加指示」の“主審がプレーを停止後、意図的にボールに触れ、対立を起こす”の内容がワールドカップにおける審判への講習、試合での適用等で下記のとおり確認できました。それぞれの協会、連盟などで、加盟クラブ、チーム、審判員などの関係者に周知徹底を図られるよう、お願いいたします。
記
1.施行内容
@ 対立を起こす競技者は、これまでもその行為の程度により、警告が与えられており、基本的に現在の競技規則適用の考え方と大きく変わらず、特別な対応を求めるものではない。
A「対立を起こす」とは、意図的にボールに触れたことにより、その後ボールの奪い合いによる小競り合いを引き起こすことである。その結果、集団での対立の原因にもなり得る。対立を引き起こした競技者には警告が与えられる。
なお、必ずしもボールに触れた競技者に警告が与えられるというわけではない。
2.施行時期
通達後、即時効力を発する。
3.具体例
@ 得点をした後、得点したチーム競技者が早い再開を求めて、ボールを取り上げセンターへ持ち帰ろうとするとき、相手競技者がそれを拒もうとして、相手を押す、押さえる、あるいは捕まえる。この場合、相手競技者に警告が与えられる。
A 得点されたチームがボールを取り上げたときに、得点をしたチームの競技者がそれを奪おうとして、相手を押す、押さえる、あるいは捕まえる。この場合、その得点をしたチームの競技者に警告が与えられる。
B 得点があった後、両チームの競技者がボールを奪おうとして、お互い相手を押す、押さえる、あるいは捕まえる。この場合、これに関わった両チームの競技者に警告が与えられる。
C
フリーキックやスローインが与えられたとき、ボールを自分のものとしようとして、お互い相手を押す、押さえる、あるいは捕まえる。この場合、これに関わった両チームの競技者に警告が与えられる。
以上